量子凝縮物性

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スタッフ 教授 松田 祐司
教授 幸坂 祐生
助教 末次 祥大


お互いに強く相互作用する膨大な数の電子やスピンは、量子力学的多体問題として様々な興味ある現象を引き起こします。私たちの研究室では主として、高温超伝導、新奇超伝導状態、重い電子状態、量子臨界現象、量子スピン系等に興味を持って研究を行っています。これらの研究は、原子核物理学や冷却原子などの他分野とも関連した現代物理学の基本的問題と強くつながっているだけでなく、21世紀における最先端応用技術とも密接な関係を持っています。我々は実験手段として、極低温における電子輸送測定や熱測定、走査型トンネル顕微鏡、ナノ微細加工、人工超格子作製などを通じてこれらの研究を行っています。