組織・メンバー

メンバー紹介

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PAQUETTE, Glenn Curtis

略歴

  • 1993年 イリノイ大学(UIUC)物理学科博士過程終了
  • 1993〜1995年 京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻 JSPS特別研究員
  • 1995〜1997年 Media Dynamics Corp., Ltd. 代表取締役
  • 1997〜2008年 Paquette Research 代表取締役
  • 2008年 ブラウン大学 客員研究員
  • 2009年〜2011年3月末  京都大学大学院理学研究科グローバルCOE 特定准教授

これまでの研究

私が今までやってきた主な研究は二つの分野に分かれています。その一つは物性理論という、 物性系に示される様々な現象の普遍性を求める分野です。私が特に研究してきたのは相分離のダイナミックス、 乱流、カオス、そしてパタン形成です。もう一つの研究分野は応用数学で、その中ではいわゆる実現性問題 (つまり、数学的なモデルが示す挙動の、物理的に実現可能と実現不可能なふるまいはどう識別できるか という一般的な問題)そして微分方程式の漸近解析(特に繰り込み郡のその解析への適用)を研究してきました。

GCOEでの研究計画

我々が目にする自然現象の殆どはマクロスケールにおいて動的振る舞いを示す非平衡現象です。 人間にとって最も親しみのあるものにもかかわらず、非平衡現象を記述する普遍的な理論は現在存在せず、 実際のところその実現はまだまだ遠い夢です。今までの、非平衡現象を対象にする理論では、 平衡統計力学・熱力学で用いられる概念や扱い方を一般化した試みが多く、平衡状態についての描写を少しずつ 非平衡の世界に広げることには成功していますが、非平衡現象の特色を明らかにする上では、 こういった進め方が最も有効とは思えません。私は、実験的、解析的、数値的な方法を利用して、 非平衡現象でしか見られない創発的挙動の発見、そしてその記述を求め、非平衡現象についての普遍的な 枠組みの構成を目標とする研究プログラムを行っています。